黒のポメラニアンは珍しい毛色なので、なかなかお目にかかる機会が少ないです。
私自身、黒のポメラニアンを飼っていましたが、その子が生まれてくるまでの間、直接この目でみたことがありませんでした。
黒のポメラニアンについて知りたい人、とくに黒好きで探している人にとっては、どんな特徴や性格をしているのか、気になる人も多いのではないでしょうか？
なので、今回は「黒のポメラニアンは毛並み毛艶がダントツでNo.1！」について紹介していきたいと思います。
ポメラニアンの毛色は公認されているだけでも76色もあり、下記の記事でくわしく解説しているので参考にしてください。
【圧倒的】黒のポメラニアンは毛並み毛艶がダントツでNo.1！
今までたくさんのポメラニアンの毛色をみてきましたが、やっぱり何度みても毛並み毛艶がダントツでNo.1は、黒のポメラニアンだと思います。
このツヤがたまらん。
「光の加減でそう見えるんじゃないの？」と思われた方…。
いやいやそんなことはないです。別角度でみたらこんな感じ。
この毛並みと毛艶は、黒のポメラニアンにしか出せないと思っています。
というか黒ポメの特権。
右がお姉ちゃんの茜。左が妹のリクになります。
お姉ちゃんの茜が「黒ポメ」で、妹のリクは黒がベース（黒の割合が多い）ブラック&ホワイトになります。
茜の毛並みと毛艶は本当によかった。
近寄って正面から撮ると、サラッとした毛並とツヤがわかります。
カメラを向けられるのが大嫌いな茜ですが、でもそのおかげで横顔も撮れました。
ですが、リクも負けてはいません。
リクも黒が多いブラック&ホワイトなので、茜とおなじように毛並みと毛艶が綺麗でした。
成長して4歳になると顔立ちもよくなり、毛並みもさらに整ったので、大人びて凛々しくなりました。
お姉ちゃんの茜にも負けない成長をしたね。
ただ、すべての黒ポメが毛並みや毛艶が、よくなるわけではありません。
個体によっては真っ黒な毛色をしていても、パサついたような質感の毛色のポメラニアンもいます。
毛並み毛艶の質感は、個体によっても大きく変わります。
27年間で黒のポメラニアンが生まれたのは、たったの2匹だけ！
この27年の間で、5代にわたって8匹のポメラニアンたちと一緒に過ごしてきました。
その間にたくさんの子供たちが新しい飼い主さんのところへ巣立って行きましたが、真っ黒なポメラニアンが生まれたのは、たったの2匹だけでした。
それが茜（メス）と、新しい飼い主さんに引きとられたオスだけです。
初めて体が真っ黒な子が生まれたときは家族で驚きました。
茜とリクの母犬はオレンジに所々クリームや黒が混じっており、父犬のほうはクリームだったので。
ただ、血統書を辿ってみると何世代か上のおじいさんに、ブラックがいたのでちょっとは納得。
でも、その日1日は「マジか。黒のポメが生まれたわ…。」と、驚いていた記憶があります。
27年の間で生まれてきたポメラニアンのなかで、毛色が真っ黒なこは茜をいれてたったの2匹だけですから。
探せば黒のポメラニアンについての情報が出てきますが、当時から今でも生まれてくる個体数が少ないからこそ、珍しくてレアカラーなのかな？と思いますね。
ブリーダーやペットショップでは黒のポメラニアンが高い！
ブリーダーやペットショップの間では、昔も今も黒のポメラニアンは高いです。
やっぱり、まだ数が少ない品種ですし、ほかの毛色と違って珍しいですから。
ネットの発達で昔よりも、黒のポメラニアンに関する情報を見かけるようになりましたが、それでも店舗で見かけるとなると数が本当に少ないです。
この間、ペットショップをいくつか回ったときに一匹だけ見かけましたが、黒ポメを飼っている私でも「おっ黒ポメだ！珍しいなぁ。」と思ってしまいました。
そのときの値段が49万円だったので、「高すぎやろ！」と声がでてしまいました。
数が少ない品種でレアカラーだと本当に高いですね。
店舗によっては、もうちょっと高くなる可能性もあります。
黒のポメラニアンを見た人の反応はどんな感じだった？
茜が生まれた十数年前は、ポメ好きな人たちや近所の人たちが、よく見にきたりしていました。
ポメ好きな人たちと会うと、「黒ポメじゃないですか！珍しい！」と言われたりすることがありました。
他にも動物病院の先生たちから、
おっ！黒ポメですか！珍しいですね。
しかも真っ黒ですし、毛艶もすごく綺麗！
と、先生たちからもかなり褒められたりしました。
ただ、なかにはこういったことを言ってくる人も…。
ほぉ～黒ポメとか珍しいね。この子は純血じゃないでしょ！混じってるのよね？
飼い主さんによっては、「他人の愛犬に初対面から失礼だな」と思ってしまう人もいると思います。
ちなみに私は「なんだこの人は！？」と思いました。
茜は正真正銘「純血の黒のポメラニアン」です。
こちらが茜の血統書になります。しっかりと「名前・毛色」が明記されています。
黒のポメラニアンは好き嫌いがハッキリ別れる！
珍しくてレアカラーである黒のポメラニアンであっても、人によって好き嫌いがハッキリ別れます。
以前、ペットショップの人やブリーダの人とお会いしたときに「黒ポメを購入するためブリーダーやペットショップを何軒も回って探している人がいる」という話を聞きしました。
実際に私も「黒ポメじゃなきゃダメ」という人にあったことがあります。
ただ、ポメラニアンは毛色がたくさんある犬種です。
黒にこだわりを持っている人もいれば、ポメラニアンらしい一般的な毛色が好きな人もいます。
毛色の好みは、飼い主によってハッキリと別れます。
私の場合は、ポメラニアンならどんな毛色をしてても大好きです。
黒のポメラニアンは年齢を重ねると白が目立つ！
ブラック系のポメラニアンは年齢を重ねると、だんだん顔の周りが白くなってきます。
けっこう顔の周りが白いと「それなりに年齢がいってそうだな」というのがわかりますし、わかりやすいです。
だいたい3歳を過ぎると、口周りが白くなってきます。
茜も3歳ぐらいから口周りが白くなって、12歳になったときは顔の周りまで白くなりました。
リクも生後8ヶ月ぐらいのときは、まだこんなに黒かったのですが、
3歳を過ぎたらちょっとだけですが、白が目立つようになり、
今年で12歳になるリクは、茜とおなじように顔の周りが白くなりました。
最初はこんな感じだったのが…
月日が経つと、茜もリクもこんな感じになりました。
ブラック系は年齢を重ねれば重ねるほど、白が目立ち見ためも変わるので、ときおり茜とリクを見ていると「お前たちも歳をとったね…」と、これまでの思い出にふけってしまいます。
黒いポメラニアンは夜が一番危険！散歩させるときは要注意！
ポメラニアンだけに限りませんが、体も小さくて毛色も黒だと、夜はすごく見えづらくなるので、私は散歩させたりはしません。
夜中トイレをさせるために庭にだしたりしますが、黒だとちょっと目を離してしまうと、どこに行ったのかわからなくなるので、いつも懐中電灯をもって外にでます。
たまにトイレをさせて家のなかに入れたと思ったら、リクだけ入ってなかったときがあったので、あのときはすごく焦りました。
交通量が多い地域に住んでいて夜に散歩させたり、仕事の都合で夜しか散歩ができない人は気をつけてください。
黒のポメラニアンに関するよくある質問
黒のポメラニアンに関するよくある質問をまとめてみました。
黒いポメラニアンの性格は？
その子の生まれもった性格や、あなたの飼育環境で育ててみないと、どんな性格になるかわかりません。
黒のポメラニアンの性格について、下記のように紹介されていますが、これは黒のポメラニアンだけに限らず、どの犬種や毛色にも言えることではないでしょうか？
- 勇敢
- 知的
- 忠実
- 明るい
- 甘えん坊
- 遊び好き
- 気が強い
- フレンドリー
- 警戒心が強い
茜の場合、「忠実・甘えん坊・フレンドリー」が当てはまっていました。
これだけ書いてあれば、どれか当てはまりますよね。
ちなみに、1歳をすぎても散歩ができずおとなしかったキリが、散歩ができるようになってからは、急に吠えるようになったので、
まだペットショップにいる子たちをみて「この子の性格はこうだ！」と判断するのも早いと思います。
ポメラニアンの黒は珍しいですか？
昔も今も黒のポメラニアンは、なかなか生まれてこない珍しい毛色です。
この27年間で、たくさんの子どもたちが生まれてきましたが、からだが真っ黒なポメラニアンが生まれたのは、たったの2匹だけ。
ちょっと薄めの黒はいますが、からだが真っ黒なポメラニアンは、なかなか見かけません。
私自身も黒のポメラニアンを飼っていますが、街でみかけると「おっ！黒ポメや珍しいなぁ。」となってしまいます。
黒のポメラニアンが欲しくて、ブリーダーやペットショップを何軒も回る人がいるほどです。
ポメラニアンの欠点は何ですか？
からだが小さいので室内でも大怪我をすることもあります。
10cmにも満たない高さから落ちて骨折したりもします。
実際にこちらの花ちゃん。茜とリクの母犬なのですが、膝ぐらいの段差から落ちて左足の靱帯を断裂しました。
家の中だから安心だと思っていても、室内にも危険があり意外と見落としがちなので気をつけてください。
部屋にちょっと高い段差がある人は、その場所に行かせないように敷居をおいたりして対策しましょう。
ポメラニアンのレアな色は？
思いつく限りレアカラーはこんな感じかな。
- 黒（ブラック）
- クリームマーブル
- ブルー
- チョコレート
- チョコレート&タン
- イザベラ
- ブルーマール
まだ探せばいっぱい出てくるとは思いますし、公認・非公認も含めればその数はさらに多くなると思いますね。
20年以上前は、白の毛色も珍しく黒にいたっては「一度でいいから見てみたい」と思っていました。
ポメラニアンの値段は平均していくらですか？
ポメラニアンは「見ため・大きさ・毛色」で値段が決まり、店舗によっても変わってくるので「平均値段はこれぐらい！」とはハッキリ言えません。
それに「流行（ブーム）」が来ていたら、さらに値段があがります。
一般的なオレンジ色のポメラニアンでも、「見ため・大きさ・毛色」がよければ40万円以上もして、黒のポメラニアンよりも高くなったりします。
ただ、黒のポメラニアンで「見ため・大きさ・毛色」など、すべて整っていると50万円を超えることも。
かなり昔（ブーム時やそのもっと前）ですが、最高で100万円以上という話が実際にありました。
なので、あなたが「見ため〜毛色」までを気にしているのなら、それぐらいの値段がかかると思っていいと思います。
逆に「見ため・大きさ・毛色」どれも悪いと、値段も安く20〜24万円ほどで販売されていたりします。
よく言うこれが売れ残りですね。
ポメラニアンの毛色で一番多い色は？
一般的な定番カラーのオレンジです。
繁殖もしやすく、たくさんの人からも認知され登録数も多いとのこと。
我が家でも、生まれてきた多くの子どもたちがオレンジでした。
それにオレンジは、毛色が濃いものから薄いものまでと幅が広いです。
なので、「花」もオレンジですし「キリ」もオレンジになります。
【まとめ】ポメラニアンはどんな毛色をしててもかわいい！
正直、ポメラニアンはどんな毛色をしていてもかわいいですね。
「オレンジ・白・黒・ウルフ」など、ほかにもたくさんの毛色がありますが、家族として迎えいれたら毛色なんて関係ありません。
どんな毛色をしていようが、愛犬たちが毎日元気でいてくれるだけで十分です。
愛犬たちとの時間をこれからも大切にしていきます。
